……………………

その内辺りがだんだんと暗くなり、完全に外は夜になっていた


『さぁ!そろそろ行きますか』

勢いよくゲンタ立ち上がると
みんなもそれぞれ腰をあげた


…………?


俺がぽけーと座ってると、
カオリが腕を掴んで“行こう!”と引っ張った


『行くって…どこに?』


するとユキが


『うちらの1日はここから始まるんだよ♪』

とテンション高めに言った

一番先に外に出たゲンタは
もう遠くに行っていた


『まぁ、行けば分かるよ』

リーダーは冷静に俺の肩を叩いた


訳も分からずカオリに手を引かれて四番街の店通りに出た

…………………


俺は周りの景色に息を飲んだ


昼間は普通の街だったのに夜は眩しいぐらいイルミネーションで彩られた店並


街灯も明るく光っていて、
まるでお祭りのような雰囲気だった


『こんなので驚くのはまだ早いぜ♪』


ゲンタが得意気に腕を組んだ