ミノルは不機嫌そうに顔を曇らせていた
『僕は君の事を知らない。だから話す事なんか何もない』
そう言って、みのるの手を払った
確かに見知らぬ人にこんな事されたら不機嫌にもなるけど………
俺はチラッとみのるに目を向けた
一体何を考えてるんだ……?
みのるはやっぱりミノルの目を反らさない
目を見ながら、あからさまに大きなため息をついた
『はぁ……いや、俺もさ…話す事なんかなかったし?お前の前に現れるつもりもなかったんだけどさー』
『…………』
『あまりにも馬鹿馬鹿しい事言ってるからおもわず出てきちゃったよ』
明らかに喧嘩を売ってるとしか思えない発言
さすがの俺もイラッときて、みのるの肩を掴もうとした……その時
『時間が止まったならそれを受け入れるしかないじゃん。どうにも出来ない事をどうにかしようとするのは余計に自分の首絞めてるのと一緒だ』
みのるの目付きが変わった
この目は……この目は………………
ミノルの瞳と同じ悲しい目



