近未来少年少女




それなら………一緒そっち側に行ってあげれないのなら………
…………………

……………………ッ!!!

バッ

俺は勢いよく駆け出した、そして………

ミノルを抱きしめた


この世にある筈のない体の感触は確かにあって、それは冷たかった

だけど強く強く抱きしめた

『お前が孤独の中に居るなら、俺はお前を離さない』

『…………』


『お前の手を掴んで何度だって孤独の闇から引っ張り出してやる』


何度でも………何度でも


俺の腕の中でミノルの体が震えていた

俺はゆっくりと体を引き離した


ミノルの目からは大粒の涙

でもそれは嬉し涙ではない事に、目を見た瞬間気付いた


『………無理だよ。僕はもう変われない…』


『ミノル………』


『人は変わる事を恐れるけど、僕には変われる事が奇跡。だってもう時間は止まってる』


なんで………なんでだよ…………

なんで俺達の間にはこんなに大きな溝があるんだよ………