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俺は来た道を戻りながら、今までの事を走馬灯のように思い出していた
本当に……本当にここまで来るのに随分遠回りをしてしまった
“この絵知ってますか?”
突然現れた一人の少年
“いや…知らないです…”
その絵には綺麗な街が描かれていた
二人で作った夢の国を“知らない”と言われたミノルは…
一体どんな気持ちだったんだろう
“はじめましてユウキ”
俺がフリーチルドレンになったと同時にまた姿を見せたミノル
“はじめましてだっけ…?”
“はじめましてだよ”
“ふーん…”
“Mとして君の前に立つのは”
そう、ミノルはミノルではなく、Mと名乗っていた
今思えば10年前とはまるで別人で…………
だけど、全てを忘れてしまった俺の方がミノルには別人に見えていたんだろうね



