二人で散りゆく桜を見たあの日
“ユウキは桜が散ると嫌なの?”
“嫌ってゆーか……悲しいかな”
“仕方ないよ、永遠なんてこの世界にないんだから”
時々口にする大人びた事
“綺麗でも散ってしまえばそこで終わり”
“…そうかな?散っても終わりじゃないと思うよ”
“なんで?”
“だって心に残るじゃん”
ミノルは俺の言葉に目を丸くしていたね
“僕はずっと人の顔色ばかり伺って生きてきたから”
ふいに見せた悲しい顔
色んな悩みを抱えていたお前に俺は言った
“人の顔色を優先するんじゃなくてまず自分の感情を大切にする。たったそれだけの事、簡単だろ?”
そんなアドバイスとは言えない言葉に、ミノルはこんな事を言った
“ユウキは太陽みたいな人だね”
“たたた太陽!?俺が?”
“だって暖かいから”



