ミノルは俺が事故に合ってから2ヶ月後に亡くなった
原因は心臓発作による心肺停止だった
『あの子…毎日サッカーボールを抱きしめて寝ていたのよ。それで天気が良いと練習するんだって外に出て……』
ミノルのお母さんがお茶を注ぎながら言った
少し落ち着いた俺は、仏壇の前に正座して手を合わせた
仏壇には綺麗な花と7歳のミノルの遺影
目を瞑って数秒………俺はミノルに何も語りかけなかった
心には今すぐにでも話したい事がたくさんある
だけど、ミノルはここに居ない
俺は目を瞑りながらある葛藤と戦っていた
暫く考えた後、俺は目を開けてクルッと正座したまま方向を変えた
その目線はお茶を注ぐミノルのお母さんに向いた
『あの………』
俺の呼び掛けにお茶を注ぐ手が止まる
『どうしたの?』
優しく答えるミノルのお母さんだったけど、俺の真剣な目を見てだんだん表情が曇っていく
『………?』
お母さんが首を傾げると同時に、俺はやっと口を開いた
深く…深く深呼吸して………



