そう…俺が右に曲がった理由は事故現場に行く為だった
この場所から全てが変わってしまったんだよな……
あの日の事は正直あまり覚えていない
ただ………最後の最後にミノルと親父の顔が浮かんだのは覚えてる
ミノルとはこれから会うけど……親父とはいつ会えばいいんだろ
それ以前に親父は俺と会ってくれるだろうか
親父は俺が事故のせいで記憶がなくなっている事を知っているらしい
自分の事を忘れられてどんな気持ちだったのかな?
だけど親父は無理矢理記憶を戻そうとはしなかった
それは……
俺が親父の事を好きだったと言う事は、親父本人が一番分かっていたから
おふくろよりも自分を慕ってくれてると分かっていたから……
このまま自分と過ごしてきた時間を忘れて…
母親と暮らすのが一番いいと思ったからだと思う



