………………………
……………
………


《現在》》》》》



ハァ………ハァ…………
……ハァ………

家を出て無我夢中で走っていた

走ってる間、色んな事を考えた

記憶が全て戻って、一番にしなきゃいけない事


それは……………
……………

………………


ハァ………ハァ…………
ハァー…

俺は足を止めた



この場所に来るのは10年振りで……目を背けたくなる程懐かしくて、苦しくなった


『何も変わってないんだな…ここは……』


目に映るのはミノルとの思い出が詰まった公園

俺が約束を果たせなかった場所


公園の前に着いたのに足が前に進まない


何今さら戸惑ってんだよ……立ち止まってる時間なんて一秒もないのに……

っとその時……ふわっと昔嗅いだ事がある匂いがした

その匂いがした瞬間、俺の足はゆっくりと公園の敷地内に入っていった