近未来少年少女



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『ユウキ朝よ』

一階で呼ぶお母さんの声に、俺は渋々体を起こした

お父さんが家を出ていって3日が過ぎていた


『今日晩御飯何がいい?何でも好きなの作ってあげる』

朝ごはんを食卓に並べながら、お母さんは言った

普通“何でも作ってあげる”と言われたらテンションが上がる所だけど………

俺は一言“なんでもいい”と返した


お母さんはそう言われてもめげずに、

『じゃ、じゃぁユウキが好きなハンバーグにするね!』

そう明るく言った



お父さんが居なくなってから、お母さんは変わろうとしていた

夜の仕事も昨日辞めてきたらしい


少し前の俺なら両手を上げて喜んだのに、今はどうしても喜べない


『別に今まで通りやってていいのに』

そう冷たくお母さんに言った

だけどお母さんは、

『今までユウキとの時間作れなかったから……これからは………』と話しを続けたが………

バタンッと話し終わる前に俺はリビングを出た