そう言えば、おじさんはこの病院の院長だったんだっけ?
やっぱり院長ってゆーか、おじさんは偉い人らしい
ガラガラガラー…
部屋の奥から聞いた事がある音がした
ミノルがタンカで運ばれた時に聞いた音
ドアからタンカと数人の看護婦が出てきた
『ミノル!!!!』
俺は急いでタンカに駆け寄った
『大丈夫よ。今は発作のショックで眠っているけどすぐに目を覚ますわ』
ミノルの顔は穏やかだった
顔色も元に戻ってる…
よかった……よかった…本当に…………
ミノルは自分の部屋に運ばれて行った
廊下にはまた俺とおじさんの二人だけ
考えてみれば……俺生意気な事ばっかり言っちゃったけど……肝心な事言うの忘れてた
『おじさん……!』
『今度はなんだ?』
『すいませんでした。ミノルの事……俺のせいで』
俺は頭を深く下げた
『君はさっきの言葉が聞こえなかったのか?』
『え?』
おじさんは俺の方を見て、ほんの少しだけ笑顔を見せた
『もういいと言っただろ?』



