『生まれつきの持病だ。ずっと病院暮らしで細くて体力もない』
おじさんは俺の事なんて気にせず、話し続けた
『君にとってただの“遊び”が、あの子にとっては命取りなんだ。悪いがもうミノルには会わないでくれ』
“持病”
“命取り”
今まで聞いたこのない言葉が耳に入る
だけどそんな中でも“もうミノルに会わないでくれ”その言葉が一番耳に焼き付いた
おじさんはクルッとそう言い残して方向転換した
コツン………コツン………………
また足音だけが響く渡る
コツン…コツン……………
…………
『嫌です』
コツン…
俺の声と同時に足音が止まった
『絶対に嫌です。俺はミノルと会う事を止めない』
張り詰めた空気、自然と足が震える
だけど負けない
『君は何も分かってない。あの子は病気で普通の子ではないんだよ』
おじさんはため息を溢した
なんで…………
『なんで病気がミノルの全てなの?分かってないのはおじさんの方だよ!!!!!』
俺の声が廊下に響いた
例えミノルのお父さんでも、そんな言い方は許せなかった
俺はフゥと息を吸って、深呼吸した
『おじさん…もう一度聞きます。ミノルの事どう思ってる?』
俺はこの人の本心を聞きたい、だってミノルのお父さんだから………
『それを聞いてどうするんだ?君に何が出来る?』
『……………』
『私の代わりに病気を治してくれるのか?』
『…………おじさん、おじさんは病気のミノルしか見てないんだね』
『?』
『ミノルの事病気抜きで見た事ある?』



