俺は少しだけ考えた
おばちゃんの体調を考えて今日はこのまま帰ろうか……
それとも俺達に会うのを楽しみにしてくれた気持ちを優先するべきなのか……
たぶんミノルも同じ事を考えていたと思う
…………でも…やっぱりおばちゃんにはいつまでも元気で居てもらわなきゃ困る、だから………
『おばちゃん……今日は……』
“今日は帰るからゆっくり休んで”
俺がそう言おうとした時、
『あれ?今日は随分大きな荷物を持ってるんだね』
おばちゃんがミノルの手元に注目した
『え?あ……う…うん』
ミノルはカバンの持ち手をギュッと握りしめた
“駄菓子屋を絵に残しておきたい”
さっき言ってた通り、ミノルは駄菓子屋の風景を絵に書く予定だった
でもおばちゃんの事を考えたらそれを実行できないのは当然だ



