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今日はいつもより帰る時間が遅くなったせいか、辺りは真っ暗になっていた

やばいな……
お母さんに怒られるかな…?

俺は帰る足を早め、急いで家まで向かった

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ガチャッ

玄関のドアを開けると“おかえり”の声はなく…聞こえてきたのは違う声だった

……?

リビングから聞こえる声は二つ、お母さんとお父さんの声だった

いつもなら勢いよくリビングに入って行く所を俺は寸前で止めた、その理由は……


『どーするのよ?この先!ユウキも小学校に入ったばっかりなのに!』

『なんとかするよ…!俺もちゃんと考えて……』

『なんとかするって…もっとしっかりしてよ!!私は旦那が居るのに夜も働いてるのよ?そんなの普通あり得ないでしょ』

『分かってるよ…お前にはいつもすまないと思ってる』


『まったく!こんなになるならあなたとなんか結婚しなきゃよかった…』


………俺は方向転換して、そっと脱いだ靴をもう一度履いて外に出た