『ユウキ開けてくれないか?』
お父さんの声も震えていた
俺は必死に涙を吹いて、ガチャッとドアを開けた
……するとお父さんは床に膝をついて、俺の目線に合わせた
お父さんと目が合って、我慢していた涙がまた溢れだしてしまった
俺は泣きながら今の気持ちを伝えた
『お父さんが……謝る事ない…よ……ッ』
その瞬間、お父さんは強く俺を抱き締めた
『……ッ…お父さん…』
俺は大声を出して泣いた
こんな風に泣いたのは初めてで…………
自分でも気付かない内に、色んな事を溜め込み過ぎていたー……………
………………
………
どれぐらい時間が経っただろう……?
少し落ち着いてきた頃、お父さんは口を開いた
『授業参観お父さんが行ってもいいかな?』
『!!』
俺は真っ赤に充血した目で、お父さんを見つめた
『お父さんじゃ嫌かもしれないけど…』と苦笑いをする姿に
『そんな事ないよ!』と全力で否定した
それを見てお父さんは嬉しそうに笑った
『学校には後で“参加”って電話しておくから。それで…授業参観何をするんだ?』
“何をする?”
俺は少し興奮した声で言った
『あのね……』
……………………
…………
……
みんなの前で作文を発表する事とか
それが選ばれた経由を俺は、息をする間もない程必死で伝えた
身振り手振りで、今まで話せなかった時間を埋めるかのように
…………………
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