『…………』
俺は返事をしなかった
どうせまた怒られるんだ…今は何も聞きたくないし、出来れば放っといて欲しい
本当に耳を塞ぎたい気分だった
お父さんは無反応な俺を気にしないで喋り続けた
それは耳を疑うような第一声
『ユウキ……ごめんな』
え………?
怒られると思ってた俺は、意外な言葉にびっくりしていた
続けてドアの向こう側で声がする、それに耳を傾けた
『サッカー教えるって約束したのに全然できてない事も………』
『………』
『それから…ユウキの悩みを聞いてあげれる存在になれなくてごめんな』
『………』
『お母さんに言えない分、本当はお父さんが悩みを聞いてあげなきゃいけなかったのに』
『………』
『それなのにお父さんにも言えない環境を作ってしまって本当に……本当にごめん…。一人で辛かったよな…?寂しかったよな…?ユウキ…………すまない』
………ッ
俺は暗闇の中必死で声を殺していた
涙が止まらなかった



