ミノルの膝の上で広がる光景、白い服のせいか余計に色がカラフルに見える
カバンの中身は絵を描く道具がたくさん入っていた
パカッっと開いてる方には、絵の具、筆、パレット、白い紙が収納されていて
もう半分の方はたくさんの色鉛筆
淡い色から濃い色まで、本当にたくさんの色がカラフルに並んでいた
俺は宝物を見るような目をして『すごい…』と呟いた
絵に関して全く無関心だった俺でも絵を書いてみたいと思える程、興味が湧いた
『ミノルは絵を描くのが好きなの?』
そう聞くとミノルはコクリと頷いた
俺はもう一度カバンを見つめた
俺は絵を全然描かないけど、もし絵を描く事が好きだったとしたら……
たぶん嫉妬すると思う
そのぐらいたくさんの絵の道具がカバンに詰まっていて、
俺達の歳では絶対に手に入らないぐらい高そうな物だったから



