《現在》》》》》
『ユ…キ…?ユウキ?』
おふくろの呼ぶ声に俺はハッと我に返った
『大丈夫?汗びっしょりよ…』
そう言われて自分の体を見ると、確かに汗をかいていた
たぶん記憶が一気に戻って、体が熱くなったからだと思う
おふくろが話し始めると同時に戻った父親の記憶
まだまだたくさんあるけど、徐々に整理していかないと頭がパンクしそうだ
まだボーッしている俺をおふくろは心配そうに、
『ごめんね…ユウキ…。お母さんが悪いの…お母さんが…』
と泣きながら俺の手を握っていた
『別に今さらおふくろを責めたりしない。だけど俺の記憶は戻ったから、これからの事は自分で決めさせて』
俺は父親との記憶が戻った事であの事故のこと、ミノルの事も全て思い出した
『これからの事って…?』
不安そうにしているおふくろを見て、俺は悟った
『別におふくろを捨てて、親父の所に行こうなんて思ってないから大丈夫だよ』
それでもおふくろの不安は取れないみたいで、まだ色々と動揺しているみたいだ
『でも気持ちの整理がついたら親父会いたいと思う…。これが正直な気持ち』



