近未来少年少女



この世界に来て、一番長い時間を過ごしてきた

色んな話しをして、色んな事を乗り越えきた

そんな思い出が走馬灯のように蘇ってくる


いつも俺の背中を押してくれた、いつも助けてくれた
いつも……いつも優しかった


俺は込み上げてくるこの想いを押さえる事ができない……

…………………
………………
…………ッ……

うっ………う……


気付くと俺は泣いていた

この涙を我慢する事が出来なかった

リーダー………

リーダー………………


この世界に来た事は間違いだった、俺はずっとそう思ってた

学校の事、友達の事、親の事、それを忘れていく現実が苦しくて……

だんだん俺の中から大切な人が消えていくみたいで、ずっと怖かった


これから未来、俺はたくさんの人に出会うはずだったのに…俺は大人になれない

それが辛くてたまらなかった


だけど、この世界に来たから出会えた人達がたくさん居る

大切な人が消えていく毎日で、日に日にここの住人達が大切になっていった


いつの間にか………
俺にとってかけがえのない存在になっていた

記憶がなくなると分かったあの日、俺の心は寂しさよりも焦りだった


なのに、なのに…………
今はすごく悲しい

みんなと離れるのが悲しすぎて………涙が止まらない