近未来少年少女



俺はこの空気に耐えられなかった

寂しくて、寂しくて

寂しすぎて………


横に居るリーダー、そして広場で遊ぶみんな

もう会う事はないのかもしれないと思うと、胸が押し潰されそうで……


『迷うなよ』


耳に聞こえてきたリーダーの言葉、その瞬間、ふわっと風が吹いた

緑色の木々が大きく揺れる

リーダーと初めてちゃんと話したのはこの広場だった

その時リーダーの気持ちを……この世界を壊したいという気持ちを聞いた


それに俺も心動かされて、力になろうと決めた

その時にも俺達を吹き抜けた風、背中を押すような強い風が………

今、それと同じ風が吹いてまた俺の背中を押した


『お前はこの世界の救世主、だから迷うな』

俺はリーダーの顔が見れなかった

込み上げてくる今までの事、本当に本当に色んな事があった


“俺の名前はダイキ、よろしく”

あの日リーダーに出会った


“俺はこの世界を壊したいんだ”

意外過ぎた言葉、それと同時に今までリーダーが一人でこの悩みを抱えていた事を知った


“気付いちまったんだよ、この世界のカラクリに”

リーダーが教えてくれたこの世界の事、自分の考えてた事がどれ程甘かったか気付かされた


“俺の妹だ”

そう言って見せられた一枚のグシャグシャの写真

リーダーの過去を……、悲しみ、苦しみ、そしてここから出たい理由を聞かされた