近未来少年少女


………………

………………
……………………


『おーい!
そっち行ったぞ』


『ばか!超下手くそ』


『うるさいなー』


四番街の広場に近付くにつれて、聞こえてくる数人の声

わーわー、きゃーきゃーと楽しそうな会話


『あっ!ユウキが来た♪』

俺の姿に気付いたユキが大声を上げた


広場にはユキ、アンナ、ノリ、カオリ、ゲンタ、リーダー

まさにダイキ組が全員居た

みんなが一緒に居るのを見たのは本当に久しぶりで……、ゲンタがダイキ組を抜けると言ったあの日以来だった

俺は正直、もうみんなで集まる事はないと思っていたのに…………

真っ先に駆け寄ってきたのは………

『ユウキ!待ってたぜ』

ゲンタだ


『みんな仲直りしたんだね』

俺はホッとしたように胸を撫で下ろした

『仲直りってゆーか…同じトコに居るのにさ、やっぱり一緒に遊べないのは嫌だなーみたいな…』

ゲンタが照れながら曖昧に答えた

そんな様子を見た俺は一言、

『それでいいんだよ』と笑ってゲンタに返した


俺は広場で遊んでいるリーダーの顔を見た

その顔はとても嬉しそうで……
よかった、本当によかった


『それでな、今みんなでサッカーやってんだけど、下手すぎてパス出せないんだよ』

ゲンタが苦笑いで言う

『サッカー……』

俺はボソッと呟いた


『うん!ユウキもやろうぜ』

そう言ってゲンタは俺の手を引っ張る


サッカー、俺の脳裏に浮かんだミノルの事

サッカーは俺とミノルを繋ぐものだから


『……どうした?』

腕を引っ張られても動かない俺に、ゲンタは不安そうな顔をしている

一秒、二秒……と沈黙が続き、俺はニコリと笑った


『ううん!やろう!サッカー』

俺はそう言って、みんなの元へ走り出した