『…今頭真っ白だから上手く言えないんだけど…』
正直な気持ち、俺の今の気持ちは………
『人生で一番ドキドキした、それで……人生で一番嬉しかった』
こんなに心臓が高鳴って、全身が熱くなったのは初めてだった
カオリはそれを聞いて笑った
カオリに抱いていた小さな小さなつぼみが、今は大きくなって綺麗な花が咲いた
『また会える……
必ず会えるから』
俺はカオリに固い約束をした
…………………………
………………
………
我に返ったカオリが一足先に広場に向かった後、俺の背後で声がした
『ったく!普通は男からするもんだろ』
ドキッとして振り向くと………みのるが呆れ顔で立っていた
『あーぁ。見たくねーもん見ちゃったって感じだよ』
なぜかみのるが嫌そうにため息をつく
……そんな事言われたって……ってかみのるが俺の中に居る事すっかり忘れてた
俺は見られてた事とさっきの事を思い出してまた恥ずかしくなった
『まぁ、そのおかげで俺は………』
みのるが何かを言いかけて慌ててやめた
…………?
みのるはやっぱりあいつと一緒で謎が多い
『お前は俺の事盗み見してるのに、俺はお前の事なんにも知らないな……』
本当になんにも…………
俺はポツリとぼやいた
それを聞いたみのるは、
『盗み見か…まぁ、的外れではないけどね』と話題を反らそうとした
だけど俺は引き下がらなかった
『少しは教えてよお前の事』
みのるは焦る事なく、いつもの調子で言った
『なにが聞きたいの?』



