カオリごめんな……
だけどあまりゆっくりもしてられない
俺は淡々と話しを続けた
『俺はずっとこの世界から出たかった。その為に色々嘘もついてきた』
『…………』
カオリの顔が険しくなる
俺の目はしっかりとその表情をとらえていた
『でも今はここを出る事よりもここを変えたいと思ってる。ごめん、こんな話し信じられないと思うけど』
『……ってくる…?』
『え?』
『ここを出たら…ここを変えられたらユウキは帰ってくるの?』
帰ってくる………?
ここを変えたら………
もしかしたらこの世界はなくなるかもしれない
帰る、帰らないの前にこれから何が起こるか分からない
だから……だから……
『今は何とも言えない。だけど…もし俺が帰りたいと望んだとしても帰ってこれないと思う』
ここを出たらもう帰ってこれない、俺はそう覚悟していた



