俺はやりきれない気持ちで声を上げた
そこでカシワギが“俺も実は気付いてたんだ”って言って、二人で協力すれば………
そんな様子を見たカシワギは、“今さら”と言う感じで口を開いた
『この世界はそんな甘いもんじゃない。お前が一番分かるはずだ』
それは……俺も十分分かってるけど………
『あいつは頭で考えすぎて結局何も掴めない。さっきの奴も言ってただろ?』
『…………』
『馴れ合って協力してどうにか出来る問題じゃない。だから俺は俺のやり方でやる事にした』
カシワギのやり方………?
“悪者を演じてチャンスを
待ち続けるカシワギ”
みのるの言っていた意味がやっと繋がった………
『この世界の一番目の住人、そいつがここを作った人間だと分かった』
『一番目の住人……?』
『M…いや、ミノルって奴だろ?』
そっか…リーダーは四番目、カシワギは三番目、メグは二番目、そしてミノルは一番目の住人
でもそうなるとカシワギの目的は……
『俺はそいつを消して
この世界を変える』
ドクン………
カシワギの言葉に心臓が高鳴る
『け、消す……?』
『この記憶のシステムも出口のない世界も俺が変える』
ドクン…
『俺は正直ここから出たくはない。でもあいつを……ダイキをここから出す為に』
“カシワギはこの世界でルールや掟を勝手に作ってここ世界を仕切りたいと思っている”
最初に聞いたカシワギの印象
それは間違いではなかったのかもしれない



