近未来少年少女



俺は一瞬で目を奪われた

瞳に映る無限の空間、九番街にこんな所が……

どんどん気持ちが熱くなっていく、その訳は……


『勿忘草…………』

俺は景色に見とれながら声を出した

目の前に広がっていたのは大きな花畑、その全部が青い小さな花

まさに“勿忘草の海”だった


勿忘草、これを見て熱くならない訳がない

目を奪われない訳がない
だってこれは…………


『ダイキの………
妹との最後の記憶の場所』

カシワギがポツリと呟いた

俺はリーダーの言葉を思い出していた


“ある日この街で綺麗な花が咲いている場所を見つけた。そこには青い小さな花がたくさん咲いていた”

これが………ここがリーダーの言っていた場所

九番街の外れに……
こんな所にあったなんて………

『この場所は俺にとっても特別な場所だ』

カシワギは青い花畑を見つめ、何かを思い出してるように語り始めた


『カシワギにとっても…?』


『ここは俺の始まりの場所だから』

…………………