近未来少年少女




ダイキを……リーダーをこの世界から救い出す……………


『カ…カシ…ワギ…』

俺は声を振り絞った


『ふっ………限界か…』

カシワギは口を開いたと同時にこっちを見る

その様子を見てみのるがニコッと笑いかけた


『お前は本当にすげーな…まじで何者なんだ?』

スタスタ…
カシワギは俺達の方に再び戻ってきた

カシワギの口調はさっきまでとは違う優しい口調だった


『俺の役目は狂った歯車を元に戻す事』

みのるも優しく返答する


スタスタスタ…
カシワギとの距離が近くなる

俺はドキドキしていた

カシワギの迫力、存在感、今までは怖がってドキドキしていた気持ちとは違う

早く

早く真実を知りたい

カシワギとリーダーの全てを……………


カシワギが俺達の前で足を止めた

カシワギの口からどんな事が語られるんだろう


俺はゴクンと唾を飲んだ


そんな緊張感を打ち砕いたのはやっぱりみのるだった

『じゃっ俺はこの辺で』


え?この辺でって……

『みのる?』

俺が慌てていると、

『ここからはユウキの出番だよ。俺はそのキッカケを作っただけの事』

そんな様子を見ていたカシワギは首を傾げていた


『俺の出番………?』

そう呟くとみのるはキュッと口角を上げて笑った


そしてー…また俺は助けられてまま、お礼も言えずに消えてしまった

…………………