な、何の話しをしてるんだ……?
俺は一人であたふたしていた
悪者を演じてる……?
誰かを救う……?
みのるの言葉を繰り返しながら俺は今までの事を思い出していた
“俺には別の目的がある”
“自分の信念を貫く
ただそれだけ”
“あいつはだんだん
変わっていってしまった”
“やり過ぎて自分を
見失うんじゃないわよ”
“俺があいつを嫌いなんじゃなくてあいつが俺の事嫌いなんだよ”
頭の中で蘇る一つ一つの言葉、あの日から…リーダーにカシワギの事を聞いたあの時から…………
心の片隅でモヤモヤしていたこの気持ち
カシワギは…………
カシワギは本当は……
…………
『カシワギにはカシワギのやり方がある、でも………人には限界があるんだよ』
みのるはカシワギに優しく問いかけた
カシワギは黙ってまま何も言おうとしない
『後は俺達がやるから』
『…………』
『この世界から必ず………ダイキを救い出すから…』
!!
俺はカシワギの背中に目を向けた
『だから…もう一人で
戦わなくてもいいんだよ』



