近未来少年少女




『俺には俺のやり方があるんだよ』

カシワギは振り返らず、背を向けたまま言った

それを言うと、止めていた足がゆっくり前に進んでいくー…

スタスタスタ…と足音が響き渡る

『ここで簡単なクイズ!』

ドキッ!!
急にみのるが大声を出した

え?え?ク…クイズ?
な……なに言ってんの?


そんな俺を無視してみのるは叫んだ


『この中で一番馬鹿なのは誰でしょう?』


スタスタスタ………
この状況でもカシワギは進んでいく


『1、キーマンなのに肝心な記憶を失ってるユウキ』


え゙…お、俺?


『2、頭で考えすぎて結局何も掴めないダイキ』


『3、いつも遠くから状況を見てるだけのメグミ』


みのるは指で数字を表しながら言った、そして指の数がさらに一本増える



『4、悪者を演じてチャンスを待ち続けるカシワギ』



え……?今なんて……………

俺はただ耳を傾ける事しかできなかった


『正解は全員、
この世界に来た時点でみんな馬鹿だよ。でも………世の中には救える馬鹿と救えない馬鹿が居る』


『……………』



『カシワギ……
お前はどっちでもない』


スタスタスタ……


『お前は………
誰を救おうとする大馬鹿者だよ』


ピタッ
カシワギの足が止まった