近未来少年少女




カシワギが知りたかった情報……?


『な、何言ってんの…?』


俺がみのるの肩に手を置くと、目線はカシワギに向けたままみのるが言った


『ユウキは知りたくないの?カシワギがなんでこの世界の情報を集めていたのか、ここから出る為じゃない違う目的がある真実を』


違う目的………?確かにカシワギの事は前から謎が多かった

リーダーから聞いたカシワギの事、そしてメグの意味深な言葉

でもそれがミノルの情報と何の関係が…………


『お、お前…何者だ…』

いつもでかい態度のカシワギが、なぜか動揺していた
こんなカシワギ初めて見た……

『ここに居るみんなと同じただの子供だよ』

みのるはニコッと笑った



“お前何者?”


“君と同じただの子供だよ”

ミノルと以前交わした言葉がよみがえる


まただー…
また“ミノルとみのる”が重なった

みのるの態度、言葉全てが大きく見えて、カシワギも動揺を隠しきれないみたいだ


何かを悟ったのかカシワギはグッと堪えて、

『俺はお前と話す事は何もない』と言った


足早にその場を立ち去ろうとするカシワギ

俺達に背を向け歩き出した、まるで何かから逃げるように……

そんななんとも言えない空気の中、

『いいの?』

みのるの声が静かに響く


『…………』


『“その心に秘めてる想い”それを現実にする為には俺やユウキは避けて通れないよ』


カシワギの歩く足が止まった


秘めてる想い……?
俺はみのるの横顔を見つめ、次にカシワギを見た

カシワギの背中がなぜか切なく見えて……


いつもみんなに恐れられる存在で口も悪くて手も早い、そんなカシワギがみのるの言葉に耳を傾け足を止めている


『カシワギ……?』

俺はボソッと呟いた