近未来少年少女


………………………
…………………


俺とリーダーは店を出て夜道を歩いていた

その間二人の会話はない


やっと出口が見つかった

ずっと探し求めていた物を見つけたのになぜか喜べない、その訳は…………


『あの出口は……
たぶんお前だけの出口なんだろうな』

リーダーが俺が思っていた事と同じ事を言った


“俺だけの出口”

その意味は自分でも理解している


“あの絵がなんなのか”

それを分かれるのは俺だけ

つまりあの絵が出口だったとしても、俺しか出る事は出来ない

その事実にリーダーも気付いていた

一番この世界から出たがっているリーダーの気持ちを知っているからこそ、俺は複雑な気分だった


それなのに……リーダーが言った言葉は……

『もう少しだな』
そう俺の肩に手を乗せ、笑いかけた


『……………』


リーダーは俺よりもずっと前にここに来て一人で出口を探し続けていた

誰にも言えない苦しみを抱えながら


それでやっと出口が見つかったのにそれを通れるのは俺だけ

なのにリーダーは……
“もう少しだな”と笑ってくれた


なんで………………
なんでリーダーは…


いつもこんなに優しいんだろうー……?


俺は泣きそうになった