近未来少年少女




駄菓子屋の前で笑う三人


“真ん中におばあちゃん”
“両脇に少年”

リーダーが驚いてるのは絵の内容じゃない

この世界に“絵”が存在した事に驚いてるんだ


でも重要な事はそこじゃない


『これ………この両脇の男の子は俺とミノルだ』


『!!!!!』


リーダーの目が真ん丸くなった


……リーダーには正直悪いと思ってる

何の説明もなしにこんな所に連れて来て、しかも絵を見せてこれが俺とミノルだなんて………


『本当はもっと早くリーダーに見せるべきだったんだけど…俺も色々あったから…』


この世界に絵がある事はもっと早く教える事が出来た

だけど、なんの情報もなんの記憶も思い出せないままリーダーに伝えるのは嫌だった


でも今はそんな事言ってられない

この絵こそが希望の光なのだから


『そ、そんな事はどうでもいいけど…………
え…これがユウキとミノルって…?』


リーダーはまだ動揺を隠しきれない、まぁ…当然だよな

俺もこれが自分だなんて証拠もないし、だけどなんとなくそんな気がする

でも……なんとなくじゃダメだ

今までは“なんとなく”で済んでいた事も、これからはそれじゃダメなんだ


『リーダー…もっと驚かせちゃうと思うけど…』

『え…?』



『この絵は………
この世界の出口かもしれない』