近未来少年少女



…………………

『じゃぁ…俺はもう…』

用件が済んだから歩き出そうとしたその時……


『俺の仲間にならないなら………お前が持ってる情報全部ここで話せ』

……は?

情報を全部……?
意味わかんないんだけど

俺が黙っているとカシワギは表情を一変させた

『てめぇの知ってるこの世界の事を全部話せって言ってんだよ』

カシワギの目付きが鋭く突き刺さる


この世界の事を?

『…嫌だ。なんで話さなきゃいけないの?』

俺はカシワギの言葉に動じる事なく、言い返した

『あ?いいから話せよ』


カシワギがゆっくりと詰め寄ってくる

『話さない』


『てめぇ……』

カシワギが俺の胸元を掴んだ、その瞬間


『なになに?どうしたの?』

俺達の背後から声が聞こえた

カシワギの手がピタリと止まる、そして俺も声がする方を振り返ると…………
………

メグが立っていた

キョトンとした顔で俺達を見ているメグ


俺の耳にボソッと聞こえる声


『メグミ……』

カシワギだ


『あんたら喧嘩してる訳?あっ、全然あたしの事は気にしないで続けちゃって』

メグはニコッと笑い、場違いな空気を醸(かも)し出している


続けちゃってって…ってかよかった……

今メグの家に行こうとしてたからその手間が省けた