だけどそんなに簡単な事なのかな?
カシワギはずっと一人で生きてきて、誰も信じないと言っていた
そんな人間が誰かに過去の事や自分の事を話すのはそんなに楽な事ではない
誰かに何かを打ち明けると言う事は心を開く事
つまりカシワギはリーダーの事を信じていたんじゃないのかな
それなのに刺激を求めて唯一、心を許せた相手を避けるなんて事をするのかな?
“俺は自分の信念を貫く
ただそれだけ”
俺の中でカシワギが言ってた言葉
カシワギが貫き通したかった信念って一体なんなんだろう?
カシワギはこの世界の情報を集めている
だけどそれはこの世界から出る為じゃない
“俺の目的は別にある”
確か、そんな事を言っていた気がする
カシワギの“目的”
そして
カシワギの“信念”
それは………
同じものなんじゃないのかな?
確信なんてないけど、俺はなんとなくそう思った
『リーダーはカシワギの事、今はどう思ってるの?』
俺が聞くとリーダーは、
『難しいな………。
まぁ、あいつは俺の事嫌いだろうから簡単に言えば“水と油”
もう分かり合うのは無理だろうな』
と切なそうな顔をした



