近未来少年少女




『そ、それじゃねーの…?』

俺の話しを聞いたリーダーが恐る恐る口にした

……いやいや
絶対違う…………だろ?


ちゃんと記憶はあったし、その後も何事もなかったように元気だったし


『だって…記憶喪失って全部忘れちゃうって事でしょ?俺全然みんなの事覚えてたし』

確かに俺は事故に合った記憶はないけど、事故をした人間ならば珍しい事ではない


『そうとも限らないだろ?一部の出来事だけ忘れてしまう人だって居るだろうし』

……一部の出来事……

…するとリーダーが気になった点を的確に言った

『じゃぁその友達は?』


『え?』


『事故に合う前に遊んでた友達だよ。それは誰だか覚えてんの?』


……………………
………だ、誰だっけ…

俺が考え込んでいるとリーダーは『ほら、覚えてない事あるじゃん!』と声を張り上げた


ほらって…………

『だ、だって10年も前の出来事だよ?そんな急に言われても…………』