こっからはさっき思い出した話。 俺は、気づいたらあの四つ角にいた。 なぜか小学生の頃の俺が。 何でそこにいるのかも分かんないし、自分が誰なのかもわかんない。 それに、誰も俺に見向きもせず、素通りしていくだけ。 俺がいないみたいに。 だからそこで気づいたんだ。 俺、死んだのかなって。