NEW WORLD

「椎名、仕方ないからいいですか?」

「え?」

「絶対にこいつの隣に並ばないでください」
 





…。

…結ちゃんが私にメロメロ説、本当じゃないよね…。
 




兎にも角にも、三人で歩き出した。
 


須永様が何かと話しかけてくれるのでいい感じになりそうになるが、間にいる結ちゃんが何かと口をはさむので、ああ短い道のりがどんどん短くなっていく。
 


結ちゃんってほんと何でこんなに須永様のこと目の敵にするんだろ。



「じゃ、また明日~」
 

結局特にお近づきになれないまま、わかれることになってしまった。



うう。がっくり。
 


リビングで項垂れる私に対し、結ちゃんは我関せずとばかりに颯爽と二階の部屋にあがっていく。


でも、明日からはあのイケメンと同じ教室、しかも隣の席で学べるのだ。
 

これからいくらでも進展できるはず。
 

気持ちを自己修復しながら、リビングのソファに横になると呼び鈴がなった。