NEW WORLD



 
隣の彼、須永学都様(もうイケメンにも様をつけたくなるくらいの、かっこよさだっ)は、予想に漏れず学校中と言えるほど注目の的だった。
 
何せド田舎の田んぼに囲まれちゃった高校にやってきた、とてもかっこいい転校生だ。

これで騒がないなんて、逆に失礼すぎると思う。
 


あの澄んだ瞳、誰もが振り返るほどの美しい顔、均整のとれた細身のボディ。
 

うっとりものだ。
 


と、熱く熱弁したというのに。


「椎名って本当悪趣味ですね」

「結ちゃんっ、あんたは何て失礼なことを~~~」
 

ていうか信じられないような暴言をっ。



「少なくとも私の趣味じゃありません。ああいう男は大抵、他を見下ろしてますよ。必ず痛い目を見せられます。性格だってかなり歪んでると思いますよ」


「どうしてそんなこと言うのよ、イケメンに悪い人はいないわっ」


「何を根拠に…」



結ちゃんに冷たい目を向けられようと、私はめげなかった。
 


だって本当に須永学都様はイケメンだもん。