★甘えん坊な彼★~番外編~



――ガラっ


すると、案の定。


男の子が泣いていて、女の子もつられて
泣き始めていたところだった。



「どうしたの??」

私が問いかけると男の子は、愁ちゃんを指さした。



愁ちゃんを見ると、ニッコリしている。

…絶対なんかしたな。



「愁ちゃん、したの?」

「べっつにー。」


愁ちゃんがそっぽ向いて答える。