【橙磨side】
カーテンの隙間から入る眩しい陽射しで目を覚ます。
眩しさに目を細めて隣を見れば、結香はいなくて。
まさか、もう大学行っちゃった!?
スマホを見て時間を確認するとAM9:00。
まだまだ行く時間じゃねぇよな。
ボヤける視界に慣れなくて目を擦りながら、寝室を出るとリビングでテレビを見てた結香。
昨日寝るの遅かったのに起きるの早っ!
俺の足音に気付いたのか、ビクッと肩を揺らして振り返った。
「びっくりした〜!橙磨!おはよ」
「はよ。起きんの早いね」
「まぁねー。7時起き」
「すごっ!よく眠たくねぇな〜」
「ちょっとは眠いよっ」
笑った結香をよく見れば、もう化粧済みで出掛ける準備万端って感じ。
ふわっとした染めた暗め茶髪に、大人っぽい赤のリップ。
それから薄いピンクの短めのネイル。
少しの間会わないだけで、結香はすげー大人っぽくなってた。
ただ可愛いだけじゃない、大人の可愛さがある。
「どうしたの?ボケっとして!あ、コーヒーでも飲む?淹れてあげよっか!」
「あぁ、飲む!」
「ミルクは?」
「たーくさん」
「はぁい」
こんな朝って幸せかも。

