背中を向けたあたしに、まだ何か言ってる橙磨だけどもう知らない。
あたしがスタスタ歩いてると、小走りですれ違う女の子。
反射的に振り向いて見た。
「橙磨~♪」
「お、愛理~!委員会終わったの?」
「うん!ねぇ、橙磨!一緒に帰れる?」
「帰る!あと15分くらい待てるか?片付けして着替えるから」
「待てるよ~!じゃ、待ってるね♪」
かわいい……あの子。
小柄で、ふわふわした茶髪にピンクのリボンがよく似合う。
目はパッチリしてて……女の子って感じ。
橙磨の彼女、かな。
さっきのあたしみたいに頭撫でられてる。
どーせなら、あの子にマネやってもらえばいいじゃん!
彼女が側にいてくれた方が、橙磨的にも嬉しいでしょ?
アイツほんとにバカね。
なんで、あたしが男バスのマネージャーやってんのよー!!
意味不明。

