美人な先輩がタイムをセットしたら、ビーっ!!と耳をつんざく音。
試合開始だ……。
あ、あの金髪の男の子うまいな……。
橙磨といたから1年でしょ、きっと。
橙磨がパスをもらって、シュートを打とうとすると先輩にカットされる。
ほら……やっぱり先輩相手に勝とうなんて無理よ。
「誰の応援に来たの?」
「橙磨……佐倉橙磨ですっ」
「佐倉……1年の中では一番バスケうまいのよ。夏にはレギュラー入りするくらいね」
「そ、そんなにですか!?」
冷静な面持ちでコクッと頷いた。
普通にバスケうまいのは知ってたけど、まさかそこまでなんて……。
バスケしてる橙磨が、ちょっとカッコよく見えてくる。
残り時間はあと3分。
まだ、シュート入れられてない。
頑張ってとは思うけど、橙磨がシュート入れて勝ったらマネやんなきゃだし………。
今のとこ先輩チームが勝ってるから、あたしのが有利か。

