…………………

ワシは口を開いた

「いやじゃ!!!!」

「「…………え!?」」

二人とも驚いた顔をしながら頭を上げた

「いやじゃ!認めぬわ!!!」

入れ歯が飛び出そうになるほど

凄い勢いで叫んだ

「お、おじいさん!お願いです!」

「いやじゃ!!!」

左へとそっぽ向いた

「おじいちゃん!!」

「い、や、じゃ!!!!」

次は右へとそっぽ向く

「ねぇ…お願い…」

「おじいさん、一生大切にすると
約束します!だから!」

青年と渚桜はしつこく言ってくる

「いやじゃ!いやじゃ!いやじゃあああ!!」

ワシは床へ寝っ転がって丸まりながら

ゴロゴロと転がって駄々を捏ねるように

そういった

「おじいさん…」

「いやじゃ!いやじゃ!いやじゃ!」

ゴロゴロゴロゴロ……

「…………ちゃん、なんて」

「え?」