山本さんが続けるように促した。


「彼らが、話した断片で彼らは余所の星から来た連中で人間を乗っ取って行く事と居残って地球の人間の処理をする事だけは分かりました。

その後はどうするのかは、分からないです。」



「何人くらい向こうに居るんだ?」


「五十人くらいです。増えてるかも知れませんし、こないだ僕が倒したりしたので減ってるかも知れません。彼らの他にもあちこち居るようです。

この県だけでも後少なくとも五ヵ所はいますね。

連絡を取ってましたからね。右足に強い攻撃をすると動けなくなるのもそこで話してたのを聞きました。

僕は頭を乗っ取られてないからかそれはないんですけど。


それとこの県にも人間が固まって住んでる所が有るようです。

そこを叩くのが、彼らの本来の目的のようです。」



山本さんの問いに今宮君が答えると疲れたように横になった。


「あのパワーを使うととても疲れるんですよ。まだ馴れてないからかそれとも頭を乗っ取られてないからか分からないですけど。

少し休ませて下さい。」


そういうと今宮君は横になった。


しばらくすると目をつむり寝息が聞こえ始めた。