今宮君は寝たり起きたりだが起きても少し食べてぼうっとしていた。


話しかけると最初に逃げて来た時に力を使いすぎこないだの事でまた力を使ったので…とだけボソボソと話すだけだった。


山本さんが、しばらくそっとしておこうと言うので無理に話しかけるのは、皆やめた。



こと美ちゃんが、山本さんの魚釣りに刺激されたのか学校で食べられる山菜とか茸の事を習ったから山に入ると言い出した。



これに樋口さんもそう言えば昔習って山菜取りに行ったなあと賛同して二人で山に入って行った。



帰ってくるとバケツに一杯の山菜と言うか野草を取ってきた。


見た目はどれもただの草のようだったし、茸は無かった。


聞くと山菜はだいたい食べれるか分かるが茸はもしもの事も有るのでやめたと樋口さんが答えた。



しかし、様々な山菜の名前が浮かばない~とこと美ちゃんが嘆いたが樋口さんが食べれたら良いのよと慰めた。



とりあえず樋口さんがそれらを揚げて皆それぞれ好きな物をつけて食べた。