「つまり、そういう状態で敵が来たらここに残って戦うのは僕と山本さんだけで良いのではです。

皆さんにはコンビニに隠れてて貰うのはどうかって事です。

もちろん僕達もヤバイと思ったら逃げますよ。

玉砕とかそんな格好いい事ではないです。

今度の敵は、前回ほどは弱くないと僕は思ってます。

もちろん時間が有れば内田さんにも様子を見て木本さんにも参加して貰いますが、女性陣と三川さんはコンビニで待っててくれるってのは、どうでしょうか?」


今宮君が言いにくそうな山本さんの代わりに話した。


「何を言ってるのか。さっぱり分かんない。自分達は死ぬかも知れないけど女性陣と弱い人には生きて欲しいって事?

ふざけないでよね。」

予想した通り樋口さんが、反論した。


「私達では役に立たないって事?それは馬鹿にしてるよ。」


井上ちゃんも樋口さんに同意した。


「あのですね。私は中学生だし皆さんに迷惑をかける事も有るけど一生懸命やりますよ。

皆さん中学生だから中学生だからって扱うのは半分嬉しいけど、半分悔しい時も有るんですよ。

一生懸命やりますから皆でやりましょうよ。」


こと美ちゃんが強い調子で訴えたのには皆が驚いた。


確かに中学生だから中学生だからって考えすぎるのは、良くないのかも知れないと思えた。


三川君だけは無言だった。