その日も夜が来た。



昼間のうちに樋口さんの提案で裏の川で身体を洗おうという事になっていて最初に男達が川に行き身体を洗った。


この短い間とはいえ夏で汗もかいていたいた為に気持ちが良かった。



出来たら暖かいお湯に浸かりたかったがそれは贅沢なのかも知れない。


ごねる三川君を山本さんが蹴りながら川に行きスッキリしてきた。


女性三人が行こうとなった時に井上ちゃんがごね始めた。


「私はいいよ。かったるいし、一人で行くから。」



「一人で行くのは、OKなんだけどきちんと行ける?」



樋口さんが、そう言うと井上ちゃんが睨んで言い返した。



「うるせえな。ばばあ。リーダー気取りかよ。」



「貴方臭いのよ。生理でしょう。ここでとりあえず、集団生活するなら臭い人間とは嫌じゃない?」