孤独な自覚姫

「…事情……………。」




慎哉が何かを勘付いたように私に目を向けてくる。





あはは~。




口には出してないはずなのに、



絶対うそ言ったってばれてるね、これは。




「はい。



私が買い物終りに絡まれているところを助けていただいた、と。


それで顔を見られていて危険だったため




“姫”になったということを。



何か問題ありましたか?」




たぶん慎哉以外は気付かなかったと思う。




“何か問題ありましたか?”って聞いたときの笑顔がすこーし黒かったってことに。