あのときのわたしは、まだ普通の子だった。 友達とバカやって、おこられて… 普通って言うか、ちょっとやんちゃな方だった。 そのとき落ち込んで屋上に座ってる“隼人くん”を見つけ声をかけた。 「どーしたの?」 って。 顔を覗くと隼人くんは泣いていた。 わたしは慰めた。 できる限りのことをした。 そして隼人くんの口から出た言葉は 「死にたい」 だった。