千花に「おめでとう」と言ったあの日から。 特に何かあったわけじゃないけど、夏休みは淡々と過ぎていく。 時々アイツらが遊びにきたりして。 仕事が忙しいのか、千花は朝早く仕事に行って、夜遅く帰ってくるために、なかなか会わなくなった。 たまに会っても、会話が続かなくなる。 前はそんなこと、ありえなかったのにな。 「わーかーちゃーん」 「ん?」 聞けば、なぜか全員あきれ顔。 今は不良校でも出されるもんは出されるから、宿題を集まってやってただけだけどな。