「今日で3ヶ月だな」
依千花が触れたのは、ほんの一瞬で。
それなのに、指には甘い痺れが残ってる。
それが疼いて、今すぐにでも依千花に触れたい……が、さすがに疲れてるのにそれはダメだな。
「3ヶ月、早かったわね」
「そうだな」
依千花を腕の中に包み込んで、さらりとした黒髪を梳く。
柔らかくて、指の間から砂時計の砂みたいに簡単にこぼれてしまう依千花の髪。
しばらく依千花の髪で遊んでると、ふと依千花がじっと俺を見つめていたことに気づく。
「見てたのか」
「いや、髪に夢中だなぁって」
「依千花の髪、綺麗だからな」
「手入れするの大変なのよ」
髪で遊ぶのはやめて、頬を指で撫でる。
依千花は恥ずかしいのか、少しだけ頬を赤く染めた。



