「…はい」
『おはよ、和架』
「ん、はよ」
『今日も女の子の集団が和架のこと待ってたよ』
くすくすと笑う亜希に、チッと舌打ちする。
亜希は基本人をからかうのが好きだからな。
まぁ。
「お前が連絡してくるってことは、なんかあったんだろ」
千花のことは話してないけど、信頼してるヤツだから。
『さすがだね。いつもの溜まり場、1時間目ほっぽかすから』
「サボんなって言われてるけどな」
『あー、鬼セン?なわけないよね。和架が従うわけないし……あ、親とか?』
「……まぁ、んなとこ」
鬼センっつって恐れられてるけど、あの男を俺が嫌う理由はひとつだ。



